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お父さんのお味噌汁

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今、日本に一時帰国しております。
と、いっても、もうかなり日が過ぎ、後残り数日。

お盆の期間は、私の実家に帰って来ました。
月日が流れれば、人も歳を取り、親は老いて行き、弟は丸くなり、私はたくましさを増して。

いつも、誰かしら他の人がいる家だったので、言われてみて気がついて。
数年ぶりに、高校からの友人がわざわざ会いに来てくれて、帰り際に
「今日は、親子水入らずなんだねぇ」と。

お父さんと、お母さんと、弟と、私。
今ならこれが家族のマキシマムなのだろうけれど、
うちはそこに、おじいちゃん、おあばあちゃん、おばちゃん×2。
私が家を出てから帰省する様なお暮や正月には他の親戚や、私の主人、子供も一緒。
子供と、親だけで食卓を囲んだり、テレビを見たりするのは
もしかしたら、初めて、と言っていい程。

何だか、照れくさく、でも
たまには、こういうのもいいじゃない、ちょっと親孝行っぽいじゃない、と。
うちで育った人間だけの偏った味覚の偏った懐かしくて変わらないメニューのご飯を
まったり、ゆっくり食べて。

朝、台所でまな板のトントンいう音で目が覚めると
そこに立っていたのは、病み上がりの父親で
「ここの所は、俺が毎朝みそ汁を作ってるんだぞ」と、キュウリを刻み。
どこで聞いて来たのか、お気に入りのみそ汁なのだそうです。
具は、キュウリと、わかめと、茗荷と、お豆腐。
新しいお味噌だったので、ちょっとしょっぱくて
皆でポットからお湯を入れたけれど、丸くなった弟は「俺はこのままでいい」と食べていました。

なんでもない、当たり前の様な光景が
本当はとても得難く、珍しい物であることが
何だか急とても申し訳なく思えて来て。

そうやって、なんだか引っかかりを残して生きて行くんだろうなあ、と
人ごとのように思ったりして。

新潟も暑かったですよ。
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by hana20031997 | 2011-08-16 17:38 | ご飯